自費出版の原稿は、パソコンで入力するデジタルの原稿と、手書きで書くアナログの原稿の二種類があります。一般的な出版社では、どちらも問題なく受け付けているようです。ただし、デジタルの原稿であれば書式等が沿っていれば入稿は問題なく行えますが、アナログの場合は初めの段階でしっかりと相談をしておく必要があるでしょう。手描き、手書きの原稿になる場合は、絵本やイラストである場合や、書道などで書いた文字をそのまま見せたいという場合が多いそうです。特にカラーの原稿である場合は、色の出方によって出来栄えが随分と変わってきてしまいます。手描きの時は綺麗な色だったのに、印刷をされると急に色が悪くなるという場合もあるそうです。印刷方法や、選ぶ紙が非常に大事になってきますので、担当者と相談しながら慎重に決定するべきでしょう。
アナログ原稿の場合は、書いたものを一旦データとして取り込まなくてはなりません。ページ数が多ければそれだけ手間が掛かってしまいますし、色味等も含めて細かい調整が必要になってきます。特別な場合を除いてアナログ原稿の方が、費用が高くなると言えるでしょう。場所によっては、アナログ原稿を自分でデータ化をして入稿すれば、安くなるというところもあるそうです。自分でできる範囲で作業を行えれば、安く済ませることができるでしょう。
特にパソコンを使えない世代であれば、そもそも原稿用紙に手書きをするという場合もあるかもしれません。書いた文字をそのまま本にするのであれば「画像をそのまま印刷した」という扱いになりますが、普通はパソコンで打ち直して綺麗な体裁にします。打ち直しのサービスも行っているところがあるそうですので、検討してみるのも良いでしょう。