検索ワード「発達障害」

「発達障害」と取り上げるマスコミも最近増えつつある中、差別的な意味合いを感じている人はいますか?例えば、学校や職場などで、何かトラブルが起きた時に、「発達障害だから仕方ない・・・。」「○○さんは、どうせ発達系の人だから・・・。」など、偏見をもった使い方をしている人を見聞きした事のある人はいるのではないでしょうか。急に、メディアの表舞台で使われるようになった「発達障害」という馴染みの薄いワードに皆さんは何を感じていますか?

「発達障害」の大きな問題として、社会的なコミュニケーション力の乏しさなどが取り上げられていますが、よく考えてみると、皆さんの周辺にもそのような人はたくさんいませんか?「発達障害」の記事を読みあさっていたら、現実の街中にはそんな人ばかりで、どこに健常者と呼ばれる人がいるのだろうか・・・、と考えてしまったほどです。学校にもご近所さんにも、親戚のおじさん、おばさんの中にも、風変わりな人は必ずいて、皆を笑わしたり、皆とは違う観点から物事を考え、おしゃべりだったり、寡黙だったり、人見知りだったり、かんしゃくもちだったり。色んな人がいて当たり前の世の中で、当たり前の違いではないかと・・・。当たり前に違う個性を、「発達障害」という「脳の働きの障害」という言葉において説明する事ができるようになっただけではないのかと、街中のスクランブル交差点に行き交う大勢の人々を見ていたら、ふとそんな事を考えてしまいました。「脳の障害」の程度が、個性や個人の差を生み出しているのだとしたら、「皆、発達障害じゃないっ」と、道路の真ん中で叫びたくなるようなこの衝動は、きっと「発達障害」という言葉に乗せられた、差別的な偏見によるものなのかもしれません。偏見や差別を生み出す為に、「発達障害」という言葉が社会に出回るようになったのではないと思います。言葉の意味を知る上で、正しく使う、そんな事ができない人たちに、社会的なコミュニケーションは務まらないはずです。皆さんは、「発達障害」という言葉を、どのような時に使っていますか?