エラーページ等のは基本的にユーザーニーズに応えられていないものです。ただ、エラーページであってもNeedsMet評価で高低が付けられます。メインコンテンツがなにもないデフォルトの404エラーページが表示される場合といったものです。これは役に立たないページということで、最低評価が付けられてしまいます。SEOを格安で行う場合はまず、こういった不要なページを削除することからはじめてもいいかもしれません。

SEOではユーザーが検索するときに、音声検索や検索窓入力などで使った言葉やフレーズのことを検索クエリと呼びます。これは問い合わせるという意味でもあります。ユーザーは、商品を買いたいとか調べたいというときに、検索します。検索クエリというのは、ユーザーニーズを言語化したものです。同一の検索クエリでも、性別や場所などで、別の意図が存在したりという場合もあります。

例えば、「マグカップ」でも、「マグカップを買いたい」「マグカップの動画を見たい」「マグカップの種類を見たい」という意図で検索したと考えられるわけです。グーグルは検索結果に、複数の意図がある検索クエリをウェブサイトに表示させようとします。多様性を示して、選択肢を多く提供しようというわけです。実際にマグカップを検索すると、通販サイトからタレントがコーヒーを飲んでる様子など、たくさんの検索結果が表示されます。

こうしたユーザーの意図に合わせて検索結果を調整するアルゴリズムのことをQDDと呼びます。ユーザーの位置情報や検索履歴やアクティビティ情報を参照することで、どんなに幅広い検索クエリだとしても、ユーザーニーズを把握するというような検索結果を返すようになっています。グーグルというのは膨大な数の検索を毎日処理しています。そのうち15%は新しいクエリだそうです。