フラワーアレンジメントを行う際に、皆さんはどのようなフラワーベース選びをされていらっしゃいますか?一般的な花瓶から、様々な素材の花器を使われていらっしゃるのではないかと思われますが、高さの高いものから、背の低いものまで、そのフォルムは千差万別です。フラワーアーティストなどの作品などに、統一感を感じるのは、フラワーベースの選び方から、その活かし方までが、全て計算されたような、ハーモニーを持っているからだという専門家もいるようです。花材とフラワーベースの調和が、合致した時点で、相互作用的な魅力を生み出すのではないでしょうか。高さのある器を使う時などは、その高さをメリットとして構成されるデザインが望ましいとは、誰もが分かっているはずなのですが、なかなかアレンジメントは思い通りにはいきません。そのバランスや、調和をとることが、アレンジメントとしてデザイナーの腕が試される場所でもあるのです。作品に調和を生み出す為には、そこにはこうでなくてはならないと言ったような、マストな決まりごとはないのですが、実際にはある一定のルールや規定に従うことで、そのハーモニーを生み出すことができるようです。多くのフラワースクールやワークショップなどでは、そのような簡単なレクチャーを行っているものが多いようですが、実際は、様々な要素を組み合わせを見極めることによって、フラワーアレンジメントの調和は生み出されていると考えた方が良さそうです。